【ハノーバーモーターショー16】オーバー200km/h、ギネス記録最速トラック「アイアン ナイト」発見…ボルボトラックス

自動車 ニューモデル モーターショー
ハノーバーモーターショー 16:ボルボトラックス
ハノーバーモーターショー 16:ボルボトラックス 全 8 枚 拡大写真

日本では馴染みが薄いが、北米や欧州では大型トラック(正確にはトレーラートラックのトラクター)のレースが盛んだ。ハノーバーモーターショーで、ボルボトラックス『FH』をベースとした最速記録を持つ「アイアン ナイト(IRON KNIGHT」を発見した。

エンジンはチューンした「D13」にスーパーチャージャーおよびターボチャージャーを搭載したもの。最高出力は2400PS、軸出力(トルク)は6000Nm。車両重量は4.5トン。トランスミッションはUDと共同開発した電子制御のi-Shiftをデュアルクラッチで搭載している。

最高速チャレンジは、500mと1000mをそれぞれ往復しその平均速度が記録となる。500mの記録は、13.710秒(片道)、平均速度は131.291km/h。1000mでは21.290秒、平均速度169.093km/h。最高速度は276km/hを記録している。

ドライバーのボイエ・オヴェブリンク氏も会場にきており、ファンのサインに応じたりしていた。オヴェブリンク氏は、1992年から2001年までヨーロッパのトラックレースで活躍したチャンピオンドライバーだ。2000年以降、伝説のトラックドライバーとして、ボルボトラックスのエキシビジョンマッチや速度記録などで多くの実績を残している。VNハイブリッドトラック「Mean Green」では、フェラーリとの加速競争に勝っている。

チャンピオンをとるのと速度記録への挑戦とどっちが簡単か?、と聞いてみたところ「どっちも難しいよ。シリーズポイントを追うのと一発勝負は比較しにくいね」と答えてくれた。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
  4. クーペSUVに進化! アルファロメオ『ステルヴィオ』次期型を完全プレビュー
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタ自動車に生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る