米国高級車販売、レクサスが5か月ぶり首位 8月

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レクサスNX 200t(北米仕様)
レクサスNX 200t(北米仕様) 全 3 枚 拡大写真

米国の高級車市場でシェアを競うレクサス、BMW、メルセデスベンツ。3ブランドの8月の販売結果が出そろい、レクサスが米国高級車市場において、5か月ぶりの首位に立った。

レクサスブランドの8月米国新車販売台数は、3万0938台。前年同月比は7.6%減と、引き続き落ち込む。3万0938台の内訳は、乗用車系が1万2934台。前年同月比は23.9%減と、減少傾向。一方、ライトトラック系(SUV)は、1万8004台。前年同月比は9.1%増と、プラスを保つ。

SUV系では、新型SUVの『NX』が、前年同月比21.6%増の5407台と引き続き増加。月販新記録を打ち立てた。新型を投入した『RX』は、前年同月比0.8%増の9701台と、8か月連続で増加。最上級SUVの『LX』は95.6%増の403台と、3か月連続で増加した。

メルセデスベンツ乗用車ブランドの8月の米国新車販売台数は、8月の新記録の2万8404台。前年同月比は0.1%増と、3か月連続で前年実績を上回る。

8月もSUVの販売が好調。『GLK』後継の『GLC』が、新型車効果で前年同月比およそ2.2倍の4715 台と、大幅増を保つ。『GLS』(旧『GL』クラス)は、33.1%増の2912台。コンパクトな『GLA』は、51.2%減の1058台と、4か月連続のマイナス。伝統の『Gクラス』は、前年同月比13.1%増の302台と根強い支持を集める。主力の『GLE』(旧『Mクラス』)は、前年同月比16.2%増の3756台と、4か月ぶりに減少。

BMWブランドの8月の米国新車販売台数は、2万5531台。前年同月比は8%減と、減少傾向にある。2万5531台の内訳は、乗用車系が28.3%減の1万5730台と、2か月ぶりに減少。ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)は68.2%増の9801台と、5か月ぶりのプラス。

乗用車系では、『7シリーズ』が新型投入の効果で、1230台。前年同月の13倍以上と、4か月連続の前年超え。SUVでは主力の『X3』が、前年同月の2.2倍の4668台と、プラスを維持。『X1』は、37.9%減の1440台と、マイナスに転じた。『X6』は30.9%増の580台と、2か月連続で増加。『X4』は4.6%減の432台と、2か月連続で減少。『X5』は47%増の4121台と、回復を遂げる。

この結果、レクサスがメルセデスベンツとBMWを抑えて、8月の米高級車市場を5か月ぶりに制した。米国トヨタ販売のレクサス担当、ジェフ・ブラッケン副社長は、「NXが牽引し、レクサスの高級SUVが8月の新記録を打ち立てた」と述べている。
 >おすすめコンテンツ:レクサス杯観戦記

《森脇稔》

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