【新聞ウォッチ】NY近郊の終着駅で通勤列車が暴走---1人死亡、日本人含む100人超が負傷

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ホーボーケン駅列車衝突事故
ホーボーケン駅列車衝突事故 全 5 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年9月30日付

●米列車駅舎に突っ込む、NY近郊1人死亡、75人けが(読売・1面)

●MRJ飛行試験本格化へ、米拠点空港に到着(読売・10面)

●パリモーターショー開幕(読売・10面)

●いすゞ11万台リコール(朝日・37面)

●タカタ、米子会社売却、リコール費用に充てる方針(毎日・7面)

●自動車厳しい春闘、円高で業績悪化、働き方改革も“重し”に(産経・11面)

●OPEC減産合意、ガソリン・灯油値上がり圧力(東京・7面)

●VW、背水のEVシフト、排ガス不正、燃費規制強化、欧州、脱ディーゼルの波(日経・11面)

●レース参戦で協力、トヨタ、マイクロソフトと(日経・11面)

ひとくちコメント

米国のニューヨーク郊外のターミナル駅で通勤列車が脱線し、駅構内に突っ込むという事故が発生し、少なくとも1人が死亡、100人以上が負傷したという。

きょうの各紙も読売、朝日と毎日が1面準トップで「米列車駅舎に突っ込む」などと報じたほか、日経なども社会面で大きく取り上げている。

列車が暴走して駅舎に突入したのは、米東部ニュージャージー州ホーボーケンのターミナル駅で、9月29日午前8時45分(日本時間午後9時45分)ごろのこと。ホーボーケンはニューヨーク市マンハッタンとはハドソン側をはさんだ対岸にある主要駅で、複数の路線が乗り入れているという。

事故発生時は朝の通勤ラッシュ時で、車内や駅構内に多数の人がいたそうだ。列車は十分に減速をしないまま駅に入り、車両止めを乗り越え、待合エリアに突っ込んだとみられる。駅舎は柱がなぎ倒され、屋根の一部が崩落したという。

また、今朝のNHKなどのニュースでは「女性1人が死亡、日本人1人を含む114人がけがをした」と伝えており、ニューヨークにある日本総領事館によると、けがをした日本人は病院で手当てを受けているが「命に別状はない」という。

朝刊の締め切り時点では「事故原因は判明しておらず、調査中」だとしている。列車がスピードを落とさずに突入してきたというのは、自動で働く安全制御装置に何らかのトラブルがあったのか、それとも、運転手の操作ミスなのか、不可解で謎めいており、続報を待つしかない。

《福田俊之》

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