米国新車販売0.5%減、トヨタは5か月ぶりに増加 9月

自動車 ビジネス 海外マーケット
トヨタ RAV4 ハイブリッド
トヨタ RAV4 ハイブリッド 全 6 枚 拡大写真

民間調査会社のオートデータ社は10月3日、9月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は143万5689台。前年同月比は0.5%減と、2か月連続で前年実績を下回った。

米国ビッグ3では、GMが24万9777台を販売し、6か月連続の首位。ただし、前年同月比は0.6%減と、6か月連続で前年実績を下回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、26.1%増の2万1521台と、3か月ぶりに増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比15.5%減の4万5380台と、5か月連続で前年実績を下回る。

フォードモーターは20万3444台を販売し、6か月連続の2位。前年同月比は8.1%減と、3か月連続で前年実績を下回る。主力中型セダンの『フュージョン』が、17.5%減の2万0570台と、3か月連続で減少。主力SUVの『エスケープ』は、12%減の2万5065台と、3か月連続で減少した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、2.6%減の6万7809台と、3か月連続で前年実績を下回った。

FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。9月の販売台数は19万2883台で、前年同月比は0.1%減と2か月連続のマイナス。大型ピックアップトラックの『ラム』が、29%増の4万7792台と、2か月ぶりに増加。クライスラーブランドでは、新型ミニバンの『パシフィカ』が、9172台と良好な立ち上がりが続く。

日本メーカーのビッグ3では、9か月連続で3位のトヨタが、19万7260台を販売。前年同月比は1.5%増と、5か月ぶりに前年実績を上回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、11%減の3万0707台と、8か月連続で減少。『カローラ セダン』は17%増の3万1167台と、2か月ぶりに増加する。『RAV4』は2万9438台で、前年同月比は8.6%増と、13か月連続のプラス。

ホンダは日産を上回り、3か月連続の5位。9月は13万3655台にとどまり、前年同月比は0.1%減と、2か月連続で前年実績を下回った。主力車の中では、『アコード』が2万7204台で、前年同月比は19.1%減と3か月連続で減少。『CR‐V』は3万1884台で、前年同月比は6.5%増と、4か月連続のプラス。『シビック』は0.3%減の2万8194台と、マイナスに転じた。

日産はホンダを下回り、3か月連続の6位。9月は、12万7797台を販売。前年同月比は4.9%増と、2か月ぶりの前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:『ティアナ』)が2万5031台を販売。前年同月比は3.3%増と、3か月ぶりに前年実績を上回る。『セントラ』は、3.7%減の1万3670台と、2か月連続で減少。主力SUVの『ローグ』は、9月の新記録の2万6459台。前年同月比は5.6%増と、26か月連続で前年実績を上回っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  5. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る