【トヨタ スズキ 業務提携】鈴木会長自ら協議を持ちかけ…将来に危機感

自動車 ビジネス 企業動向
トヨタ自動車 スズキ 共同会見
トヨタ自動車 スズキ 共同会見 全 3 枚 拡大写真

トヨタ自動車とスズキは10月12日、業務提携に向けた協議を開始すると発表した。スズキの鈴木修会長は同日、都内で開いた共同会見で自らがトヨタに対し協議を持ちかけたことを明かした。

鈴木会長は「独立した企業として経営していく覚悟であることに変わりはない」としながらも、「従来から取り組んできた伝統的な自動車技術を磨いていくのみでは将来は危ういことは理解している」と危惧を示した。

そのうえで「こうした悩みをこれまでも時々、豊田章一郎名誉会長に聞いて頂いていたが、つい最近、9月であったと思うが、具体的にトヨタさんの協力を頂くことはできないかと思い切って相談を致した。そうしたところ、豊田名誉会長からは『両社による協力について協議だけはしてみても良いのではないか』といって頂き喜んでいた」と述べた。

さらに「その後、先週のことだが豊田章男社長と相談する機会を得て、いろいろなお話をさせて頂き、その結果、豊田社長からもスズキとの協力に関心を示して頂き、両社でいかなることができるのか、協議をしてみようということになった」と、提携に向けた協議を始めることになった経緯を説明した。

一方、協議の具体的な中身に関しては、話し合いのテーブルにつくことを決めたばかりだとして、鈴木会長、豊田社長ともに「すべてはこれから」と述べるにとどめていた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型フォレスター半端ないって! 純正用品で大変身、日本初披露“サンドカラー”のクロストレックが登場…東京アウトドアショー2025
  2. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  3. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  4. ジェイテクト、「ベアリング」の模倣品2600点をタイで摘発
  5. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る