ボーイングは開発中の空中給油機「KC-46A」のフライングブームオペレーターの訓練にも使えるレベルのシミュレーターを会場内の同社ブースで展示していた。
KC-46Aは貨物型のボーイング767を改造して空中給油機能を持たせた機体で、アメリカでは「KC-135」や「KC-10」の後継機として開発を進めている。日本では同様にボーイング767を改造した「KC-767」を4機運用しているが、今後は新たにKC-46Aを導入することで空中給油機の増備を進める計画となっている。
ボーイング社のブースで展示されているのは空中給油を担当するフライングブームオペレーターの訓練にも使えるレベルのシミュレーターで、実機同様にモニターを見ながらブームを操作して一連の動作を行うことができる。
ビジネスデーにおいても「基本的には防衛関係者向けの展示」であり、誰でも体験できるというわけではないが、ボーイング社のスタッフがたまに実演していて、その様子を垣間見ることは可能となっている。