北東アジアの民間航空機需要、今後20年間で1440機を予想---中・小型機にシフト

航空 企業動向
ボーイング787
ボーイング787 全 2 枚 拡大写真

ボーイングが発表した北東アジア地域における民間航空機市場予測によると日本、韓国、台湾を含む同地域で2016年から2035年までの間に1440機、金額ベースで約3200億ドルの新造民間航空機の需要が創出されるの予測を発表した。

[写真:ボーイング737MAX8]

新造機のうち、65%は現行機をより高効率な機種に代替する需要で、残る35%が新規導入分。これによって北東アジア地域における運航機数は、現在の1050機から2035年には1560機に増加すると予測している。

北東アジア市場は、LCC(格安航空会社)の急成長と、既存機材の老朽化に伴う代替需要、大型機から中小型ワイドボディ機への移行によって需要が拡大する見通し。

ボーイングでは、将来の納入機種の大半がボーイング「787ドリームライナー」や、「777」型機ファミリーに代表される中・小型のワイドボディ機になると予測。これらの航空機は金額ベースで72%を占める最大の市場セグメントになり、納入機数は約730機、総額2300億ドルの規模になると予想する。

また、新造機の42%はボーイング「737」型機に代表される単通路機で、主にLCC向けに納入されると予測している。

ボーイングでは、世界の航空会社が今後20年間で新造機3万9620機に相当する総額5兆9000億ドルを投資すると予測している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 三輪EVミニカー「アーバントライカー」、ドア付きの3色を発売 価格は132万円から
  3. 万能のメルセデスベンツ『ウニモグ』、史上最も豪華なコンセプトカー登場…『Gクラス』の上を行く
  4. 雪道での長時間立ち往生に備えた防災寝袋、 冬の車中泊にも…ベアーズロックが開発
  5. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る