EV装甲車登場…防衛装備庁の陸上装備研究所、年に一度の一般公開

自動車 社会 行政
陸上装備研究所、年に一度の一般公開を実施。
陸上装備研究所、年に一度の一般公開を実施。 全 9 枚 拡大写真

防衛装備庁は15日、陸上装備研究所(神奈川県相模原市)の施設を一般公開した。毎年秋ごろに行っているもので、今年は「軽量戦闘車両システムの試験車両」を初めて公開している。

[写真9枚]

陸上装備研究所は、陸上自衛隊で用いられる戦車や装甲車など車両、弾薬等の装備品についての基礎研究や開発を行っている組織。防衛装備庁が発足し、組織改変するまでは防衛省の技術研究本部に属していた。

施設の一般公開は毎年秋ごろに実施しており、「ここだけでしか見られない開発中の車両を何かひとつ出してくる」ということが多い。

今年は「軽量戦闘車両システムの試験車両」を初めて一般公開したが、これが世界的にもほとんど存在しないであろうフルEV装甲車両だった。車高の可変機能をテストする目的で車軸を持たない独立懸架方式となっており、6輪すべてにインホイールモーターを装着している。

このほか、路上に仕掛けられたIED(即席爆弾)をミリ波レーダーなどで検知する装置を備えた車両や、放射能災害等で人が接近できない場所で遠隔操作が可能な重機、ハイブリット方式の装軌車両なども展示していた。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  3. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  4. “立駐ドリフト”で話題になったあのクルマをホットウィールで完全再現!映画『ワイルド・スピード』の最新シリーズをゲットせよPR
  5. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る