窯業業界の特許資産規模、トップは日本ガイシ…ガス濃度検出センサーなど

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窯業 特許資産規模ランキング2016
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パテント・リザルトは10月21日、独自に分類した窯業業界の企業を対象に、各社が保有する特許資産を質と量の両面から総合評価した「窯業業界 特許資産の規模ランキング」をまとめた。

ランキングは、2015年4月1日から2016年3月末までの1年間、窯業関連の企業が登録した特許を対象に、個別特許の注目度を得点化する「パテントスコア」を使って評価。企業ごとに総合得点を集計した。

この結果、1位 日本ガイシ、2位 旭硝子、3位 TOTOとなった。

1位 日本ガイシの注目度の高い特許には、「センサー出力の応答性が高く、センサー素子への水の付着を十分防止することのできる二重構造のプロテクタを持つガス濃度検出センサー」や、「研削、研磨、ダイシングなどの加工の際や、温度サイクルを加えたときに欠けやひび割れを防止できる、導電部形成用の貫通孔を有するセラミック基板」に関する技術などが挙げられる。

2位の旭硝子は、「ガラス製造装置の溶解槽や、清澄槽などの部位における白金などの被覆を、さらにセラミックス材料で被覆することで、品質に優れたガラス製品の製造を可能とする溶融ガラス保持用耐火物」や、「表面圧縮応力が小さくても建築基準法に規定されている遮炎性能を満たし、高い映像品質をもつ、住宅やビル用の耐熱強化ガラス」などが注目度の高い特許に挙げられる。

3位のTOTOの注目度の高い特許には、「燃料ガス側と酸化剤ガス側を隔離するためのガスシールとして銀材料を用いた場合でも、銀の劣化や変質に起因する発電効率の低下を防ぐことのできる固体酸化物形燃料電池(SOFC)」や「複数の弾性変形するリップ部をもつシール部材により、水の浸入に起因する雑菌などの繁殖を抑制し、高い衛生性を確保することができるボウル設備」に関する技術などがある。

《纐纈敏也@DAYS》

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