ZF、投資会社を設立…革新的な技術の開発を促進へ

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ZFが設立した投資会社、ツークンフト・ベンチャーズGmbH
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ドイツに本拠を置く自動車部品大手、ZFは10月17日、テクノロジー関連企業への投資を目的とする新会社、ツークンフト・ベンチャーズGmbHを設立したと発表した。

この新会社の目的は、ZFにとって有効な技術を開発している企業を特定し、投資を行うこと。設立間もない企業にとっては、資本増強の機会となるほか、小規模でも実績のある会社は、ZFとの強固なパートナーシップによるメリットを享受できる。一方でZFは、競合他社の一歩先を行く持続可能な技術をこれまで以上に活用できるようになる。

ツークンフト・ベンチャーズは、案件ごとにバランスの取れた柔軟なアプローチを行うことを目指す。例えば、市場の需要を厳密に見極めたうえで、有効と判断される場合には大規模な投資を行って、できる限り多くのサポートを提供するケースもある。これにより、技術が市場に与える影響を最大化することができ、両者にとって迅速なイノベーションが実現する。

ツークンフト・ベンチャーズの予算額は固定されていない。また、技術的、地理的な制約もない。戦略的な重点分野を強化し、製品ラインナップを拡充していく。

ZFのシュテファン・ゾンマーCEOは、「新会社はZFが技術力を拡充し、新しい事業セグメントに参入する際に必ず力になるだろう。ZFはすでに、自家用車と商用車の自動運転に必要なすべての技術を提供している。業界におけるこの地位を確固としたものとし、長期的に持続させるには、革新的な技術を迅速に入手する必要がある」と述べている。

《森脇稔》

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