フィアット欧州販売14.2%増、Aセグ首位を維持 9月

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イタリアの自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月中旬、9月の欧州における新車販売の結果を公表した。総販売台数は9万0848台。前年同月比は14.2%増と、25か月連続で前年実績を上回った。

ブランド別では、主力のフィアットが前年同月比10.8%増の6万7129台と、21か月連続で増加。1-9月では、『パンダ』が前年同期比12%増、『500』が2.4%増と、この2車種が引き続き販売を牽引。フィアットブランドが1-9月、欧州Aセグメントにおいて29.5%のシェアを獲得し、欧州Aセグの首位を守った。『500L』は1-9月、約6万6000台を販売。SUVの『500X』も、前年同期比65.8%増の8万3000台と好調だった。

また、ランチア/クライスラーは、前年同月比14.7%増の5402台と、4か月ぶりに増加。アルファロメオは6953台を販売。前年同月比は39%増と、4か月連続で前年実績を上回った。

ジープブランドは、前年同月比21%増の1万0386台と、33か月連続の前年超え。これは新型コンパクトSUV、『レネゲード』投入の効果が大きい。

国別の販売実績では、主要国で販売が好調。9月実績の前年同月比は、イタリアが20.8%増、ドイツが29.4%増、フランスが8.4%増、スペインは37.2%増だった。

また、高級スポーツカーのマセラティは9月、欧州で合927台を売り上げた。

FCAの2015年欧州新車販売は、87万2500台。前年比は13.6%増と2桁増を達成している。

《森脇稔》

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