JVCケンウッド、最終赤字59億7900万円…ADAS開発コスト増大 中間決算

自動車 ビジネス 企業動向

JVCケンウッドは10月31日、2016年4~9月期(第2四半期累計)の連結決算を発表した。

それによると、売上高は1363億9100万円(前年同期比-2.1%)、営業損失8億6900万円の赤字(前年同期は9億8000万円の赤字)、経常損失17億2500万円の赤字(同30億9300万円の赤字)、最終赤字は59億7900万円(同47億7500万円の赤字)となった。

売上高は、為替変動や、パブリックサービス分野およびメディアサービス分野が減収となった影響などにより、減収となったが、為替影響を除いた実質ベースでは増収となった。全社損益は、為替変動や退職給付費用増などの影響が生じたものの、オートモーティブ分野が増益となったことから、営業損益は前年同期比で損失が減少した。また、経常損益は、営業外損益が改善したことから、前年同期比で約14億円の損失改善となった。

最終損益は、先進運転支援システム(ADAS)関連の開発コスト増大、およびメディアサービス分野での新製品用部品の開発中止に伴う特別損失20億4000万円を計上したことで、赤字は59億7900万円に拡大した。

通期業績見通しについては、売上高2950億円、最終利益3億円とした、前回予想を据え置いた。

《纐纈敏也@DAYS》

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