信号待ち車列への当て逃げ事故を起こした男、覚せい剤を使用か

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1日午後8時50分ごろ、大阪府堺市西区内の府道を走行していたワゴン車が信号待ち車列に突っ込む事故が起きた。運転していた29歳の男は車両を放置して逃走。後に発見され、ひき逃げ容疑で逮捕された。覚せい剤使用の疑いがあるという。

大阪府警・西堺署によると、現場は堺市西区浜寺船尾町西5丁付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。ワゴン車は減速しないまま進行。信号待ちをしていた車両4台へ次々に衝突した。

この事故で2人が打撲などの軽傷を負ったが、ワゴン車を運転していた男は車両を放置して徒歩で逃走。同署員が周辺捜索を実施したところ、約1時間後に約50m離れた国道26号の中央分離帯上を歩いている不審な男を発見した。男は職務質問のために接近した同署員を見るなり逃走を試みたが、車道へ出た際に進行してきた乗用車と接触して転倒。打撲などの軽傷を負った。

その後の調べで男は「覚せい剤を使っていることの発覚を恐れて逃げた」などと供述したことから、警察は翌2日に自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕。男の申告に基づき、覚せい剤取締法違反(使用)でも調べを進める方針だ。

《石田真一》

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