東名高速の補修工事で、業務委託先が入札価格を漏洩...中日本高速

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施工管理業務の概要
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中日本高速道路(NEXCO中日本)は4日、東名高速道路のコンクリート橋の剥落(はくらく)防止対策工事の発注で、同社が契約する業務委託先の社員による入札価格の漏洩があったことを発表した。同社が民営化後、初めての事件。

入札価格の漏洩があったのは、東京支社横浜保全サービスセンターの東京~横浜青葉の工事と、同横浜青葉~厚木の2つの工事。

この2つの工事の施工管理業務を請け負う「片平エンジニアリング」(文京区小石川)の社員から、「ゼンテック」(足立区千住中居町)に入札価格などの情報が提供された。同社はこの情報を下に、15年2月2日と、同年4月28日の入札に、それぞれ4億5845万4000円と5億2000万円で応札、2つの工事を落札した。

片平エンジニアリングは、道路専門の建設コンサルタント会社で、情報を提供した社員は横浜保全サービスセンターで主任施行管理員という立場だった。工事発注の準備資料を整え、施工会社が決定すると、その工事の施工状況の現場立会や検査を行う役割を担っていた。

今年3月4日と5月30日、中日本高速は不正競争防止法違反で神奈川県警に告発。この社員は11月2日に略式起訴され、罰金刑を受けている。

片平エンジニアリングは「事実ではあるが、情報を集めている段階でコメントはない」と回答。また、ゼンテックは「社長は打ち合わせ中で応対できない」と答えた。

《中島みなみ》

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