BMWの米国法人、BMWオブノースアメリカは11月1日、10月の米国新車販売の結果を発表した。BMWブランドは2万4017台を販売。前年同月比は18.4%減と、引き続き落ち込む。
BMWブランドの2万4017台の内訳は、乗用車系が26.6%減の1万5453台と、3か月連続で減少。ライトトラック系(SAV=スポーツ・アクティビティ・ビークル)は2.3%増の8564台と、3か月連続のプラス。
乗用車系では、主力車種の『3シリーズ』が5215台。前年同月比は52.6%減と、減少が続く。『5シリーズ』は1462台を売り上げ、前年同月比は45.7%減と、3か月連続のマイナス。『2シリーズ』は前年同月比19.8%減の1009台と、3か月連続のマイナス。『7シリーズ』は新型投入の効果で、1133台。前年同月比は83.3%増と、6か月連続の前年超え。
SUVでは主力の『X3』が、前年同月比21.5%増の3680台と、プラスを維持。『X1』は、前年同月のおよそ4.5倍の2710台と、2か月連続の前年超え。『X6』は5.4%増の590台と、4か月連続で増加。『X4』は16.9%減の409台と、4か月連続で減少。『X5』は9.5%減の3885台と、3か月ぶりのマイナスとなった。
BMWブランドの2016年1‐10月米国新車販売は、前年同期比9%減の25万4150台。BMWオブノースアメリカのLudwig Willisch社長兼CEOは、「米国新車市場が2015年をピークに、減速しているのは明白」とコメントしている。