寿司を食べられる観光列車「ロイヤル」運行 2017年夏から

鉄道 企業動向
東急の野本社長が発表した『THE ROYAL EXPRESS』の外観。来夏から運行を開始する。
東急の野本社長が発表した『THE ROYAL EXPRESS』の外観。来夏から運行を開始する。 全 5 枚 拡大写真

東京急行電鉄(東急)と同社グループの伊豆急行は11月17日、伊豆急行線に導入する新しい観光列車のデザインなどを発表した。列車名は『THE ROYAL EXPRESS(ザ・ロイヤル・エクスプレス)』。2017年夏から運行する。

横浜(横浜市西区)~伊豆急下田(静岡県下田市)間を3時間程度で結び、このうち横浜~伊東(伊東市)間はJR線、伊東~伊豆急下田間は伊豆半島東岸の伊豆急行線を走る。車両は伊豆急の2100系電車5次車「アルファ・リゾート21」(8両編成)を改造して使用。定員は約100人で、国内の観光列車では最大規模になるという。列車名には「気品と特別感のある観光列車にしたい」という思いを込めた。

車両のデザインはドーンデザイン研究所の水戸岡鋭治さんが担当。車体外観は「ロイヤルブルー」をベースとし、金色のラインをアクセントに入れた。車内はテーブル付きの客室や、ミニコンサートなどでの活用を想定したマルチスペースを設置。寿司カウンターも設けるという。

伊豆地域の観光客数は1991年度が約6500万人だったが、バブル経済の崩壊に伴い減少。2011年度には3500万人近くまで落ち込んだ。2015年度は4500万人近くまで回復している。東急と伊豆急行は『THE ROYAL EXPRESS』で伊豆の観光客誘致に弾みをつけたい考えだ。

《草町義和》

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