BMW、バイドゥとの自動運転車のパートナーシップを解消…発表からわずか2年

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BMW、バイドゥとの自動運転車のパートナーシップを解消…発表からわずか2年
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BMWは、中国インターネット検索大手バイドゥ(百度)との自動運転車に関する協力関係を終了すると、ロイター通信など海外メディアが報じている。

両社が中国での自動運転車の走行実験における提携を結んだのは2014年。欧州の高速道路で数千キロメートル以上の高度な自動運転を達成しているBMWは、バイドゥの位置情報サービスを利用し、2年間にわたり、北京と上海の高速道路における試作車走行計画を立てていた。

中国国内で最大のインターネット検索エンジン「百度」を運営するバイドゥは、同社のディープ・ラーニングの研究ラボを通じて、2013年から自動運転プロジェクトを推進してきた。交通事故を大幅に削減し、交通渋滞を緩和、輸送効率を向上させることができるとの考えから、自動運転に関する研究開発ユニットも2014年に結成。 2015年12月には、BMW 3シリーズの改造車が、さまざまな環境条件が混在する中国の一般道路走行テストに成功したと発表していた。

BMWグループ中国地域を担当するオラフ・カストナープレジデント兼CEOはロイター通信の取材に対し、「研究の進め方に関する意見の相違により、提携の終了を決めた」と語った。さらに、BMWは「中国の自動運転のための研究開発チームを拡大」し、「両社は自動運転車のナビゲーションに欠かせない高精細地図におけるパートナーとなる」と付け加えている。

バイドゥは2018年までに自動運転車の限定された商用化、2021年までに大量生産の開始を目指す。中国の画期的な技術の最前線にとどまる努力を継続する模様だ。

《Glycine》

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