子育てパパ必見、新型 フリード がママの心をつかむ理由

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ホンダ フリード ハイブリッド とまるも亜希子氏
ホンダ フリード ハイブリッド とまるも亜希子氏 全 36 枚 拡大写真

子どもとの毎日を快適にしてくれる、広くて便利なクルマが欲しい。けれど、運転しにくい大きなサイズはイヤ。そんなファミリーに「ちょうどいい」と、大人気モデルとなったのが初代ホンダ『フリード』だ。

購入者の半数以上が子育て層で、とくに女性比率が高いというデータは、パパだけでなくママの心をつかんでいることを裏付けている。

そんなフリードの新型は、大きな路線変更や飛び道具的な装備の投入をするのではなく、ユーザーからあがってきた「もうちょっとここが良くなれば」という細部を丁寧に進化させてきた印象だ。

ラインアップには3列シートで2列目がベンチシートの7人乗り、キャプテンシートの6人乗り、そして2列シートで5人乗りの『フリード+(プラス)』があり、今回は6人乗りのフリードをチェックした。

◆室内を広く快適に使う工夫が満載

まず感心したのが、室内をより広く快適に使うための工夫が隅々にゆき届いていること。1列目から3列目の距離が先代より90mm拡大され、順に座ってみるとどの列でもゆったりとしたスペースが確保されている。

2列目シートは先代より120mm増えた360mmのロングスライドとなり、3列目に人がいる時と荷物を積む時の調整がしやすい。ゲストを3列目に座らせるのをためらっていたママも、大人2人が余裕でくつろげるフリードの3列目なら大丈夫だ。

また今回の試乗車は4WDモデルだったため少しフロアが高いが、2WDモデルはフロアがさらに低くなり、スライドドア開口幅も広がって乗降性は抜群。3列目シートからの乗り降りもスムーズになっている。

そして、1列目から3列目へ移動できるセンターウォークスルーのしやすさもアップ。アームレスト有りの状態でも1列目が50mm、2列目が25mm拡大し、先代ではちょっと窮屈だった通路が、正面を向いたまま通れる。

雨の日や狭い駐車場などで、子どものお世話をしたり、荷物を後ろから取りたい時など、車外へ降りずに済むのはママのストレス軽減になる。

◆お出かけがちょっと楽しみになりそうな空間

収納スペースでは、インパネに平らなトレイがあったり、ドアポケットを二段にしたりと、これも子育て中の人にはとくに嬉しい配慮。

走行中だけでなく、停車中にはミルクやベビーフードをちょっと置いておける平らな場所が欲しいし、リップやミニタオルやスマートフォンといった、細々した物が迷子にならないポケットが欲しいもの。

また、カップホルダーや小物収納が3列それぞれにあるのも、近所のチョイ乗りだけでなくレジャーなど遠出をすることも多い、ミニバンらしさを感じるところだ。

こうした工夫がいっぱいの室内は、インテリアの雰囲気も北欧家具のような温もりを感じさせるもの。育児に家事にと追われる毎日でも、乗るとホッとするクルマというのは、それだけで愛着が湧き、面倒に思えるお出かけがちょっと楽しみになりそうだ。

そしてラゲッジは、開口部が上から下までほぼスクエアな形状となり、大きく重たい荷物もスムーズに積みやすくなったと感じた。開口部の最大幅は1080mm、高さは1110mm。

2列目までの奥行きも1035mmあり、ベビーカーが折り畳まずに入るのはもちろん、6人乗りなら自転車もOKだ。3列目の跳ね上げ格納操作も、先代より軽量化されたとのことだった。

◆“つい、うっかり”にも安心な「Honda SENSING」

フリード/フリード+には、1.5リットル直噴ガソリン+CVTモデルと、1.5リットルハイブリッド+7速i-DCTモデルがあり、新型はハイブリッドにも4WDが設定されて、積雪地域の人や、ウィンタースポーツが趣味の人にも選びやすくなった。

運転席からの視界は前後左右とも広く、狭い道や駐車場での扱いやすさはコンパクトカー並みに優秀。

さらに、軽やかで自然な加速フィールが続くガソリンモデル、余裕のある加速と上質感が魅力のハイブリッドモデル、どちらもパワーは十分で、とくに高速道路ではコンパクトカー以上の実力を感じる。

また、新設計の骨格やシャシーを採用し、全体の剛性をアップさせているとのことで、カーブや交差点での安定感に感心。7人乗りモデルでフル乗車を試した時にも、ガッシリとした走りを実感した。

さらに、コンパクトミニバン初搭載となる先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」がベースグレード以外に設定され、ミリ波レーダーと単眼カメラで前車や歩行者を検知し、様々な危険から守ってくれる。

高速走行中に、車線をはみ出さないようにステアリング操作をサポートしてくれる「路外逸脱抑制機能」を試してみたが、まったく違和感はなく、こうしたシステムを初めて試す人でも安心だ。子どもの様子に気を取られ、“ついうっかり“のミスがないとも限らないから、これは心強い。

◆コンパクトでもしっかりミニバン

こうして新型フリードを見てきて、強く印象に残ったのは「コンパクトでもしっかりミニバン」だということ。

運転しやすいだけでなく、それをサポートしてくれる頼もしさがあるし、家族はもちろん、ママ友と子どもたちや、ジージ・バーバを乗せて出かける時にも、しっかりおもてなしができる室内。これはママにとって、なにより魅力的なはず。

「パパがいなくても、ちょっと遠くまで出かけてみようかな」。きっとフリードは、そんな気持ちにさせてくれるコンパクトミニバンだ。

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト
映画声優、自動車雑誌『ティーポ(Tipo)』編集者を経て、カーライフ・ジャーナリストとして独立。 現在は雑誌・ウェブサイト・ラジオ・トークショーなどに出演・寄稿する他、セーフティ&エコドライブのインストラクターも務める。04年・05年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本カー・オブ・ザ・イヤー(2005-2012等)選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。公式ブログ 『運転席DEナマトーク!』他アップ中。

《まるも亜希子》

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