国土交通省は、高齢運転者による悲惨な交通事故が相次いでいることから、「2016年度第2回車両安全対策検討会」を開催し、最近の事故状況に基づく車両安全対策における課題を検討する。
2011年6月に交通政策審議会自動車交通部会でとりまとめられた「今後の車両安全対策のあり方に関する報告書」で今後取り組むべき課題については、学識経験者などで構成する検討会で検討することとされたことを受け、「車両安全対策検討会」を2012年1月に設置し、検討している。
また、今年6月に交通政策審議会自動車部会でとりまとめた「今後の車両安全対策のあり方に関する報告書」では、子供・高齢者の事故への対応や、自動走行など、新技術への対応などを柱として自動車の安全対策を推進していくこととされた。
今回、2016年度第2回車両安全対策検討会を開催し、第1回検討会での継続検討事項に加えて、最近の事故状況に基づく車両安全対策における課題を検討する。
具体的には、高齢運転者による交通事故が相次いでいることから事故防止対策を検討する。また、自動走行車公道実証ワーキング・グループについてや、車両安全対策に関する今年度の評価・分析状況(中間審議)、安全基準策定などの状況を議論する。