トヨタの木製カー、「SETSUNA」…ウッドデザイン最優秀賞

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トヨタ SETSUNA
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ウッドデザイン賞運営事務局は12月8日、トヨタ自動車のコンセプトカー、『SETSUNA』を最優秀賞(農林水産大臣賞)に選出した。

ウッドデザイン賞は、今年で2回目。木を使うことで機能性や利便性を高めている、新しい領域で木の活用が提案されている、消費者に木のある豊かな暮らしを提案している、などの面で優れているものに賞を授与する。

トヨタSETSUNA は2016年4月、イタリア・ミラノで開催された「ミラノデザインウィーク」で初公開。車を新しさだけを追い求める工業製品として捉えるのではなく、「愛」が付く工業製品として愛着を持って労り手をかけて受け継いでいくことで、家族だけの新たな価値のある財(=時間財)になっていくとの考えを具現化したコンセプトカー。

コンセプトの「歳月を経て変わることを愛でる」を具現化する手段として、木を材料として採用。木は、手を掛けいたわることで色や風合いが変化することに着目。木の接合に、釘やネジを使用しない日本古来の伝統技法、「送り蟻」「くさび」などを採用した。

ボディは86枚の木製パネルで構成され、交換が可能。材料の木を、時間をかけゆっくりとしならせることで、ボディラインは船のような美しいカーブを描く。正面からみると七角形を描き、側面や上方からでは、紡錘形に見えるのも特徴。

ウッドデザイン賞運営事務局は、最優秀賞に選んだ理由について、「自動車づくりの専門性と木材利用の専門性が協働した優れたプロジェクト。多様な業種、分野において、消費者目線で木材を積極的に活用するという明確な目的を満たしており、ウッドデザイン賞の趣旨に最もふさわしい」と説明している。

《森脇稔》

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