【クリスマス】広電がキラキラ!!…サンタも電車に乗って

鉄道 企業動向
クリスマス電車が走る広電白島線
クリスマス電車が走る広電白島線 全 26 枚 拡大写真

広島電鉄「ハノーバー電車238号」にキラキラ装飾を施し、広島の夜を彩るクリスマス電車が走りだした。貸し切りや応募者限定の列車として12月24日まで動くなか、12月16・17・18日は、乗合電車「キラキラにしちゃうゾ!!」が白島線(市内線)で運転される(写真24枚)。

この乗合電車「キラキラにしちゃうゾ!!」は、白島線白島~八丁堀を夕方に走る電車で、第1便が縮景園前電停18時発、第2便が同18時24分発、第3便が同18時48分発。白島電停と八丁堀電停を折り返し、再び縮景園前電停に戻る行程で、所要時間は15分。途中電停での乗降はできない。乗車には、縮景園前電停の「ひろしまドイツクリスマスマーケット2016inグランドタワー」会場で17時から配布される当日分乗車券(無料、先着順、定員制)が必要。

また、24日イブの夜は、このクリスマス電車に乗ったサンタが子どもたちにプレゼントを贈る。サンタは、広電西広島電停に17時05分~17時30分、横川駅電停に17時50分~18時10分、広島駅電停に18時45分~19時00分に滞在し、小学生以下の子どもたちにプレゼントを手渡す(数量限定)。

日中は1日乗車券で宮島や江田島へも

広電は、宮島航路(宮島松大汽船)も乗れる一日乗車乗船券(大人840円)や、電車一日乗車券(大人600円)もある。こうした一日乗車券を使えば、このクリスマス電車に乗る前に、広島湾の東西に対峙する厳島と江田島の両方に上陸できる。

厳島といえば、“海に浮かぶ平安時代の寝殿造り”で、世界遺産の嚴島神社。新フェリーのりば建設工事がすすむ宮島口から、宮島松大汽船で厳島に上陸し、干潮時に大鳥居の下から本土を眺める。さっき乗った宮島航路の船に手を振り、鹿がそれを見て見ぬふりして横を歩く。餌付けできる奈良の鹿と違い、宮島の鹿は餌付けNG。人を見てもよほどのことがない限り近寄ってこない。

厳島を愛でたあとは、広電宮島線(鉄道線)、宇品線(軌道線)などを伝って広島港へ。広島港(宇品)から瀬戸内海汽船の「広島~江田島 三高 フェリー航路」に乗る。ミニ富士山ともいえるきれいな山容の安芸小富士(似島)を左手に見ながら、穏やかな広島湾を40分行くと江田島三高港。昼は広島港旅客ターミナルで広島ラーメン、三高港前にある小さな鉄板焼き駄菓子屋でお好み焼きか。

この江田島は、日露戦争のときに配備した砲台や弾薬庫の跡がいまも点在。三高山砲台跡もそのひとつで、「歴史好きの年配はもちろん、最近は若い男女の姿も多い」という。

三高港には江田島市観光協会によるレンタサイクル(500円~)もある。キラキラ光る穏やかな海を見ながらペダルを踏み、沖美町美能の岬などにぽつぽつとあるカフェなどをめぐってもいい。

日中、広島湾に浮かぶふたつの島、厳島と江田島をめぐったあと、いよいよクリスマス電車へ。キラキラ光る電車の中から大正時代に生まれた白島線を往復し、シメは再び一日乗車券を使って元宇品口電停へ。宇品島の海側に立つグランドプリンスホテル広島の「スカイラウンジトップ オブ ヒロシマ」で広島港の灯り、街の光を見下ろしながら、乾杯。朝は、夜の景色とはまた違い、マツダ宇品東工場にずらりと並ぶ新車たちや自動車運搬船、前日レンタサイクルで走った江田島などが一望できる。

《レスポンス編集部》

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