【ホンダ フリード+ 試乗】よく考えれば「ワゴン」のパッケージング…諸星陽一

試乗記 国産車
ホンダ フリード+ G ホンダセンシング
ホンダ フリード+ G ホンダセンシング 全 8 枚 拡大写真

『フリード』のサードシートレスモデルが、『フリード+(プラス)』。従来は「フリードスパイク」とよばれていたモデルのネームチェンジと考えていい。

【画像全8枚】

フリード+にはハイブリッド車とガソリンエンジン車が用意されているが、試乗車として割り当てられたのはガソリンエンジン車。排気量はハイブリッド用ユニットと同じ1.5リットルながら、エンジン単独で131馬力を確保。コンベンショナルなトルクコンバーター付き7ATが組み合わされる。

ハイブリッドに比べると出力的には若干低くなるであろうガソリンエンジンモデルだが、走りはとくに遜色を感じることはない。ハイブリッドモデルは電気モーター特有の低速トルクの強さがあるが、べつにガソリンモデルが発進時にトルク不足を感じるというわけではない。加速感には大きな不満はなく、普通のクルマとして使うには十分という印象だ。

試乗車はホンダセンシング付きで、追従型のクルーズコントロールや衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリングなどが装備される。追従型クルーズコントロールは渋滞や長距離移動の際にはぜひとも欲しい装備、さらに衝突軽減ブレーキはもしものときの備えとしてやはりほしい。新車を買うのであれば、これらは必須アイテムとなりつつある。ブレーキやステアリングの性能は試せなかったが、クルーズコントロールについては十分に使える性能を持っていた。さらに街中でも使いやすいサイズが、クルマをストレスなく走らせられる。

フリード+、最大の魅力はサードシートを廃止し、広々としたラゲッジルームを手に入れたことにある。フリード+のラゲッジルームにはユーティリティボードと呼ばれるフラットな板が用意されていて、このボードを使うことで大人2名の車中泊も可能。最初は車中泊モードを作るのにちょっと手間取ったが、なれてしまえばどうってことはなく簡単に作れる。

車中泊を前提にドライブに行くことも素敵だが、渋滞に巻き込まれてしまったときなどに快適に車中泊してから帰宅するというのもフリード+ならば可能なこと。クルマの使い方に新たな可能性を見いだせるところがフリード+のいいところだ。

現在、日本ではユーティティ系のクルマではミニバンが主流となったために、ワゴンが激減している。フリード+はスタイルこそミニバンだが、2列シート&広い室内という点で見ればワゴンそのもの。さらにフリード+はさまざまななアイディアでラゲッジルームを発展させるアタッチメントなどが多数用意されている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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