【フェラーリ J50】フェラーリ日本導入50周年を記念した集大成

自動車 ニューモデル 新型車
フェラーリ J50
フェラーリ J50 全 8 枚 拡大写真
フェラーリ・ジャパンはフェラーリ正規輸入開始50周年を記念し、日本向け10台限定モデル『J50』を公開した。3月のフェラーリレーシングデイズから始まった50周年記念イベントの集大成であるという。

フェラーリS.p.A.副会長のピエロ・フェラーリ氏はVTRで、「50年前、私の父であるエンツォ・フェラーリはすでに日本のことを考えていた。当時、日本はアジアで唯一のマーケットだった。以来ずっと、日本は私たちにとって、とても重要なマーケットだ」と述べ、「それは何より、フェラーリに限りない愛情を注ぎ続けてくれるカスタマーがいるからだ」とコメント。更に、「日本はF1でもとても大切な国だ。日本グランプリ開始以来、日本はフェラーリのレースの歴史においても重要な役割を果たしてきた。今、フェラーリの成績はあまり良くないが、日本の皆様は、良い時も悪い時も情熱を持って支え続けてくれた。常にアジアの手本であり続ける日本のカスタマー、コレクター、友人の皆に改めて感謝する」とつづった。

また、フェラーリ S.p.A.、コマーシャル &マーケティング部門 シニア・バイスプレジデントのエンリコ・ガリエラ氏は、「日本との強い絆は1966年に始まった。当時、フェラーリはとても小さな会社で、F1などのレースを行っていた」と当時の規模を語り、「そこに日本からフェラーリを買おうと、今よりもはるかに長い時間をかけて飛行機でやってきた人がいたのだ」と振り返る。その時に選ばれたのが『275GTB』で、これが日本に正規でもたらされた最初のフェラーリだという。そして、ここから現在に至る歴史が始まったのだ。

フェラーリにとって日本市場は重要なマーケットだ。「現在日本は世界でフェラーリの自動車文化が最も高く確立している国の一つであり、ユーザーやコレクターだけではなく、我々のファミリーと呼べるような人たちも日本にはいる」。このファミリーとは、「フェラーリの喜び、素晴らしい部分を共有し、フェラーリの歴史をよく知っている方々だ。そして我々の最も重要なコレクターの何名かは日本にいるのだ」とガリエラ氏。そして、「フェラーリにとって世界で4番目に大きな市場で常に成長を続けている」と評価。

そういったことを踏まえ、フェラーリ史上初めて日本向けのモデルとなるJ50を10台限定のフォーリセリエで開発したのだ。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダイハツ『ムーヴ』開発責任者が語る、スライドドアを採用した「3つの理由」
  2. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  3. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る