クライスラー パシフィカ、生産開始…米国初のPHVミニバン

エコカー EV
クライスラー パシフィカ ハイブリッド
クライスラー パシフィカ ハイブリッド 全 5 枚 拡大写真

米国の自動車大手、FCA USは12月上旬、クライスラーブランドの新型ミニバン、『パシフィカ』のプラグインハイブリッド車(PHV)、『パシフィカ ハイブリッド』の生産を開始した。

パシフィカは、クライスラー伝統のミニバン、『タウン&カントリー』の後継モデル。先代モデルのデビューから7年が経過してのモデルチェンジを機に、車名をパシフィカに変更した。

そのパシフィカに設定されるのが、PHVのパシフィカ ハイブリッド。クライスラーによると、米国のミニバンセグメントにおいて、初のハイブリッド車になるという。

PHVパワートレインは、エンジンが3.6リットルV型6気筒ガソリン「ペンタスター」の専用チューン版。最大出力248hpを引き出す。このエンジンに、2個のモーターを組み合わせる。二次電池は、蓄電容量16kWhのリチウムイオンバッテリーで、2列目シートの床下に配置。EVモードでは、最大53kmをゼロエミッション走行できる。充電は240Vソケットなら、約2時間で完了する。

今回、このパシフィカ ハイブリッドの量産第一号車が、カナダ・オンタリオ州のウインザー組み立て工場からラインオフ。FCAの北米生産部門を率いるBrian Harlow氏は、「およそ5900名の従業員が持つミニバン生産のノウハウが、パシフィカ ハイブリッドに生かされる」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型スバル『フォレスター』のエキゾーストをアップデート! ブリッツ「ニュルスペック・カスタムエディション」発売
  2. 【BMW R1300RT 試乗】200km/hクルーズの快適さは、もはや飛行機レベル…佐川健太郎
  3. 車中泊のトレンドに変化あり? 乗用車ベースが伸びてくる可能性…キャンピングカーランキング 6月
  4. 著しい高速度で走行中に死亡事故、運転者に実刑を命じる
  5. 「1秒で着脱できる」バイク用インカム『H6』が新発売! 高音質で快適ツーリング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
ランキングをもっと見る