【マツダ CX-5 新型】フロントガラス照射型ヘッドアップディスプレイを新たに搭載

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
フロントガラス照射型ヘッドアップディスプレイ
フロントガラス照射型ヘッドアップディスプレイ 全 3 枚 拡大写真

このところマツダは、人間中心の設計に強いこだわりを持ち、いわゆるHMI(ヒューマン・マシン・インターフェイス)にも、他社にはない特徴を盛り込んできている。例えばヘッドアップディスプレイ。ドライバーの正面にスピードメーターやカーナビの案内情報を表示し、運転中の視線移動を最小限に抑えることで、わき見運転を未然に防ぐ効果があるデバイスだ。

一般的には高級車に装着されるヘッドアップディスプレイを、マツダは『デミオ』にも用意している。そして、他車種も含めたマツダ車のヘッドアップディスプレイ装着率は、他のどの国内メーカーよりも高い。これは、人間中心設計にこだわるマツダが、意図的にそういった商品展開をしているからに他ならない。

そして今回の新型『CX-5』では、ヘッドアップディスプレイが大きく進化した。これまでマツダのヘッドアップディスプレイは、比較的簡易な「コンバイナー型」であったが、今回は、表示をより遠くへ“飛ばせる”フロントガラス照射型となった。表示を遠くに飛ばしたほうが、運転中のドライバーの焦点距離の調整が少なくて済むので、より疲れにくく、外界の異変に気づきやすいメリットがあるのだ。よりコストをかけてでも、HMIの向上に取り組むマツダの姿勢が現れた改良と言える。

国内広報部 国内商品グループの板垣友成氏によると、「北米向け車種の『CX-9』に搭載したフロントガラス照射型のものを、今回CX-5に搭載しました。日本国内向け車種としては最初の事例になります」とのことだ。

《佐藤耕一》

日本自動車ジャーナリスト協会会員 佐藤耕一

自動車メディアの副編集長として活動したのち、IT企業にて自動車メーカー・サプライヤー向けのビジネス開発を経験し、のち独立。EV・電動車やCASE領域を中心に活動中。日本自動車ジャーナリスト協会会員

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