【VW ザ・ビートル デザイン 試乗】芯のある走り、楽しいクルマに乗りたいならコレ…諸星陽一

試乗記 輸入車
【VW ザ・ビートル デザイン 試乗】芯のある走り、楽しいクルマに乗りたいならコレ…諸星陽一
【VW ザ・ビートル デザイン 試乗】芯のある走り、楽しいクルマに乗りたいならコレ…諸星陽一 全 10 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンの『ザ・ビートル』がマイナーチェンジを受けた。新しいビートルはドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”を全車に標準装備したほか、スマートフォンと接続することで、アップルやグーグルのナビアプリ、ミラーリンクが使える新しいインフォテイメントシステムの標準採用などが行われた。

【画像全10枚】

試乗車はセカンドグレードとなるデザイン。搭載されるエンジンは1.2リットルのシングルカムターボで、最高出力は105馬力、最大トルクは175Nm。ミッションはもちろんDSGで段数は7速となっている。ビートルに乗るといつも感じるのだが、クルマを楽しむことはこういうことなんだな…ということ。

ビートル、それもごく普通のビートルはとくにパワフルなエンジンを積んでいるわけでも、高性能なシャシーを持っているわけでもない。さらにパッケージングを見ても効率を考えたものではなく初代ビートルのデザインを再現することを優先しているので、現代的なパッケージングから見れば広くもなければ、たくさんの荷物を積める訳でもない、乗車定員も4人しかない。

しかし、乗っているとなぜか楽しい。それはクルマ全体が持っているイメージとか雰囲気、頑張って走らなくてもいい愛着の持てるスタイルなどから伝わってくるものにほかならない。そして、そうしたことを実現するのが芯のあるクルマの成り立ちだ。

ビートルにはハイパワーバージョンの2.0Rラインなども用意される。つまりそのパワーを受け止めることができるだけのプラットフォームを持っている。そのプラットフォームを基に、使い勝手のいいエンジンとDSGのミッションを組み合わせことで、クルマの基本がしっかりしている。加速、減速、コーナリングに不満がないレベルを確保して、スタイルで遊んでいるからこそ、楽しくて不満のないクルマになっているというわけだ。

もし、速いクルマに乗りたい、荷物をいっぱい積めるクルマに乗りたい、静かなクルマに乗りたい…ならビートルはおすすめしない。でも楽しいクルマに乗りたいなら、一度ビートルに試乗してみることをおすすめする。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マツダさん、みんな待ってるよ」次世代ロータリースポーツの登場にファン期待、SNSでは議論飛び交う
  2. 民事再生中のEVモーターズ・ジャパン、EVバス事業をイクヨに譲渡
  3. 純正の配線につなぐだけ、三菱『デリカミニ』日産『ルークス』用「アイドリングストップキャンセラー」発売
  4. アウディ『A2』がEVで復活へ!…“早すぎた名車”は電動化時代に成功できるか?
  5. 日産『テラノ』復活、PHEVの本格SUV誕生へ!…次期パジェロと兄弟車か?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. KYB、パワースポーツ車両向けEPSを米ポラリス社のオフロードビークルに展開
  3. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
  4. 機械式駐車場の最適化コンサル、マンション管理組合向けに新サービス開始…さくら事務所
  5. 大和ハウスベンチャーズ、自動運転幹線輸送のT2に出資…レベル4実現へ
ランキングをもっと見る