【ダンロップ DIREZZA Z III】コスパの高さがウリ、スポーツタイヤがモデルチェンジ

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ダンロップ DIREZZA Z III
ダンロップ DIREZZA Z III 全 6 枚 拡大写真

ダンロップのハイグリップスポーツタイヤ『DIREZZA Z II』がフルモデルチェンジし『DIREZZA Z III』となった。

「DIREZZA Zシリーズ」はコストパフォーマンスの高さで多くのユーザーから支持されているモデルで、販売価格はオープンだが今回のZ IIIもほぼZ IIと同価格帯での販売となる。ハイグリップタイヤと言ってもSタイヤほどのグリップ性能ではなく、普段使いをしても充分に使える性能バランスを備えたモデルとなっている。

Z IIでは32サイズ展開だったものを今回のフルモデルチェンジで35サイズに拡大。3サイズ増えた理由は、ホンダ『S660』、スズキ『アルトワークス』、マツダ『ロードスター(ND)』用サイズを追加したから。つまり、ポテンザ&アドバンを大きく意識して新車からの交換時にチョイスされることをねらっている。

Z IIIはZ IIからの交換でサーキットでのラップタイム短縮を可能にしている。ダンロップのテストによれば1.5%のタイム短縮を実現したという。タイヤの進化にはさまざまな要素がある。今回はまず第一にコンパウンド(ゴム)で新グリップ向上剤の採用、ポリマーの高分子量化によるポリマー鎖の長尺化、ベンゼン環の増量による発熱性の向上などが行われた。

トレッドパターンは、センターリブをワイド化するとともに、2本あるセンターグルーブ(溝)と斜め方向のグルーブが従来はつながっていたものを分割。パターン剛性をアップしている。ランド比を5%向上したこともあり、ウエット性能についても向上している。ハイドロプレーニング性能は従来モデル同レベルの数値を確保している。

《諸星陽一》

諸星陽一

自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。

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