【新聞ウォッチ】東証「大発会」で平均株価4年ぶり上昇、年明けもトランプ相場”継続” 

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年1月5日付

●株好発進、リスクも内在(読売・3面)

●トランプ氏、雇用増へ企業に交渉、フォード、メキシコ工場撤回(読売・11面)

●交通死高齢者が54.8% 昨年全体では4000人下回る(読売・34面)

●家電市、車・AIが存在感、米CES5日開幕(朝日・3面)

●社説、フォードの転換、憂うべき政治の介入だ(毎日・5面)

●つながる車企業連合、トヨタ・米フォード、国際標準へ連携(毎日・7面)

●自動運転試作車公開、充電20分240キロ走行、FCA US(産経・10面)

●米NYで列車脱線事故、通勤ラッシュ時103人負傷(東京・28面)

●社内喫煙全面NG ジャトコやローソン(日経・14面)

●会社研究、トヨタ自動車、新型カムリで挑む北米(日経・17面)

●タカタ、ストップ高続く、1年2か月ぶり1000円台(日経・17面)

●高速道中央にロープ柵、片側1車線はみ出し防ぐ、国交省(日経・38面)

●私の履歴書4、カルロス・ゴーン、銀行マンのいとこ憧れ(日経・40面)

ひとくちコメント

「トランプ相場」で好発進のニューヨーク市場に続いて、2017年最初の取引となる大発会を迎えた1月4日の東京株式市場でも、米国や中国の景気改善に対する期待感から全面高となり、日経平均株価は大幅に反発した。

終値は前年末比479円79銭高の1万9594円16銭で、昨年の終値の最高値を更新。大発会としては1996年以来の高値で、平均株価が年初の取引で上昇するのは4年ぶりのこと。上げ幅も大発会として96年以来の大商いだったという。

きょうの日経が1面トップ記事で「景気拡大期待市場覆う」「大発会4年ぶり上昇、米中で指標好転」と報じたほか、朝日も「東証479円高、2万円に迫る」と伝えている。

ただ、読売は総合面で「株好発進、リスクも内在」とのタイトルで、「市場では、ドナルド・トランプ次期米大統領の経済政策への期待から、日米の株価は節目の『2万』を超えるとの見方が多い」としながらも「ただ、今後の展開には複数のリスクも意識されている」と指摘する。

毎日も「トランプ相場いつまで」との見出しで「トランプ政権の政策の不透明感は強い。就任後の政権への失望で株価が急落するリスクもあり、今年も海外情勢に左右される1年になりそうだ」と取り上げている。

兜町界隈では「申酉(さるとり)騒ぐ」という相場格言があるそうだが、今年は株価がリアルタイムで更新するボードを見つめながら一喜一憂する投資家も少なくないようだ。

《福田俊之》

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