LX と ランクル、どう差別化?…レクサスの製品企画チーフエンジニアが解説

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レクサスLX
レクサスLX 全 8 枚 拡大写真

レクサスのフラッグシップSUV、『LX』は、ドライバーを始め同乗者全てをいかに大切にするかというところに重きを置いて開発されたという。

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そう話すのは、レクサスインターナショナル製品企画チーフエンジニアの小鑓貞嘉さんだ。更に、「クルマの動きを機敏にするということは考えず、どしっとした安心感を味わってもらえればそれでいいと思っている」とコメント。

LXのコンセプトも、「乗っている人全員がリラックスして、長距離を快適にドライブ出来ることだ」と小鑓さん。これは、このクルマの最大マーケットが中東エリア(全体の7割程度がこの地域)であることも影響している。小鑓さんによると、「この国では砂漠の中で過ごしたいという思いを持っている。週末などは街中から結構な時間をかけて砂漠へ行き、そこで太陽が落ちた後(日中は暑いので)、絨毯を敷いて家族でお茶を飲みながら団欒するような文化があるのだ」とし、このLXは、「そういった文化にとても合っている」という。「長距離はもちろん、砂漠のようなオフロードでも安心して走れるクルマだ」と多用途性を強調する。

ではトヨタ『ランドクルーザー』との差別化はどうか。小鑓さんは、「ユーザーはLXのプラットフォームがランクルだということを十分承知の上で購入している。また、20年近く前から海外ではLXを導入しており、中東などでは、家族人数が多いことから、一家にランクルとLXの両方ある家庭が非常に多くある。そこで、レクサスも徐々にブランド力をつけてきたことから、レクサスらしさを表現。乗り心地を含め、そこでランクルと差別化を図っている」と説明。

そのレクサスらしさとは、「日本のおもてなしという文化だ」と小鑓さん。「LXではランクルに対してそこを特に強調し差別化している」と話す。例えば、クルマを停めると自然に車高が下がり乗り降りがしやすくなるといった、乗り降りの際のケアや、クライメイトコンシェルジュスイッチを押すと、フロント、セカンドシートの着座乗員を感知し、そこに対し適切な温度管理を行うほか、乗車していないシートには作動させない装備も搭載。その他、クルマに近づくとライトが点いたり、エンジンをかけるとピアノブラックのセンターコンソールに文字が浮き出たりという演出など、「日本的なおもてなしを表現している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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