東洋ゴム、北米タイヤ製造拠点に現地開発機能を確立

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Toyo Tire North America Manufacturing Inc.(TNA)
Toyo Tire North America Manufacturing Inc.(TNA) 全 1 枚 拡大写真

東洋ゴム工業は1月11日、米国タイヤ製造子会社Toyo Tire North America Manufacturing Inc.(TNA)内に設置しているR&D部門の商品開発機能および人員を充実・強化し、2017年中をめどとして、北米タイヤ事業におけるR&D拠点機能を確立すると発表した。

北米タイヤ製造拠点であるTNAは、同社タイヤ技術開発のマザー拠点である「タイヤ技術センター(兵庫県伊丹市)」とTNA内に設置しているR&D部門との連携によって商品を開発。高度に自動化した独自の最新タイヤ製造工法「A.T.O.M.(Advanced Tire Operation Module)」を用いることで、市場に高品質なタイヤを供給している。

今回の機能充実は、企画や設計など各開発ステージの担当者を新たに置いて、市場ニーズを汲み取り、現地での的確かつ迅速な商品開発を図るもの。また、R&D部門の担当者を現在の1.5倍に増員するほか、タイヤの静的・動的特性を測定・評価する設備などを新たに導入し、製品評価と開発への迅速なフィードバックを進めていく予定だ。

同社は、2017年中をめどに、北米現地R&D拠点としての確立を図り、新車装着用・市販用タイヤ双方で、より顧客ニーズに密着したスピーディーな商品開発を実現することで、北米タイヤ事業の経営価値を向上させていく。

TNAは、2016年末に第4期能力増強が完了し、年産1150万本(乗用車用タイヤ換算)の供給体制が整い、同社グループ最大規模のタイヤ製造工場となっている。同社は、北米事業をさらに強化するため、2017年1月より、本社に「北米事業推進室」を設置し、迅速な判断と適切な事業経営を推進していく。

《纐纈敏也@DAYS》

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