【新聞ウォッチ】2016年国内新車販売…プリウス4年ぶり首位、輸入車はMINIが初のトップ

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トヨタ・プリウス
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年1月12日付

●VW不正のツケ200億ドル、罰金・制裁金43億ドル、米当局と和解へ(読売・8面)

●プリウス改良効果、新車販売4年ぶり首位(読売・8面)

●車部品×電機競争激化、自動運転向けIT化垣根低く(朝日・9面)

●三菱電機を書類送検、違法な長時間労働、上司も(産経・1面)

●ミニ輸入車初の首位、16年国内、ゴルフ陥落「排ガス」響く(東京・7面)

●インターバル制導入機運、退社~出社に一定時間確保(日経・1面)

●中国エコカー生産に壁、メーカー絞る「18年問題」(日経・11面)

ひとくちコメント

2016年に国内の自動車市場で最も売れた新車はトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)『プリウス』で前年比94.9%増の24万8258台で、4年ぶりに首位に返り咲いたという。

日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表したもので、きょうの各紙も「プリウス4年ぶり首位」(産経)などと、取り上げている。

プリウスは15年12月に4代目が発売されたが、燃費性能に優れていることが人気を集め、販売が好調だったとみられる。

また、2位は、ホンダの軽『N-BOX』(エヌボックス)で、上位10車種のうち軽は5車種を占めていたが、N-BOXが微増だった以外は、4位のダイハツの『タント』、6位の日産自動車の『デイズ』、8位のダイハツの『ムーヴ』、10位のスズキの『アルト』の4車種は前年を下回った。

一方、日本自動車輸入組合が発表した2016年の輸入車のモデル別販売台数では、独フォルクスワーゲン(VW)の人気小型車『ゴルフ』が、1988年の調査開始以来、初めて2位に転落したそうだ。首位は独BMWグループの小型車『MINI』で前年比16.4%増の2万4548台。ゴルフは11.1%減の2万2802台で、その差は1746台だった。

さらに、ブランド別の年間販売台数も発表されたが、独メルセデスベンツが2年連続の首位。MINIを除くBMWが2位となったという。きょうの各紙は、国内と輸入車を分けるなどして掲載しているが、「輸入車」を大きく取り上げたのは東京のみ。読者層の違いなのか、新車販売のメディアの取り扱いにも温度差があるようだ。

《福田俊之》

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