【東京オートサロン2017】トヨタ東京自動車大学校の“海車”に女性と子ども達が大喜び

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トヨタ東京自動車大学校の男子学生6人が製作した“海車”
トヨタ東京自動車大学校の男子学生6人が製作した“海車” 全 5 枚 拡大写真

「東京オートサロン2017」の会場で女性と子供にひときわ人気となった車があった。それはトヨタ東京自動車大学校の学生が製作した“海車”で、特に子ども達はその車を見るや否や大喜びし、じっくりと眺めていた。

同校はこれまでお菓子を散りばめた“甘車”や花をボディ前面に飾った“華車”といった奇抜なコンセプトカーを披露してきた。今回の海車はその第3弾で、海底ジオラマや水族館など「海の情景」を1台にぎゅっと詰め込んだもの。

車種は『bB』で、ボディカラーはピンク。ボンネットにはイルカが飛び跳ね、屋根には緑豊かな島が載っている。そして、片側には夕陽を浴びた椰子の木が描かれている。女性や子ども達が「かわいい」と言って喜ぶのも頷ける。

製作したのは男子学生6人で、どんな風にしたら女性っぽさが出て、女性に受けるのか一生懸命考えたそうだ。ただ、イルカもボディのペイントも一から学生の手作業だったため、困難さを極めたという。

「イルカは型にゴムシーラーを流し込み、成形して色をつけました。ただ、ボンネットに固定するのが大変で、穴を開けてパイプで動かないように固定しました。また、運転席側のボディペイントも一苦労で、特に夕陽のグラデーションには気を遣いました。椰子の木を描くのもぶっつけ本番だったので、失敗してはいけないと緊張しました」と製作者の一人は話す。

そうは言っても、男性が女性の心を掴むのは難しもので、製作の過程で女性教員から何度かダメ出しを受けたこともあったそうだ。ちなみに製作費は車代(20万円)込みで総額70万円だ。

《山田清志》

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