【東京オートサロン2017】改造車“黄色い弾丸”、外見はジムニーだが中身はシルビア…キノクニ
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「この車はキノクニのパーツをテストするための車で、依頼されてつくったのですが大変でした。というのも、12月に車が来てわずか1カ月ほどで仕上げましたからね。ほとんど寝ずに作業をしましたよ」と外装&エアロ制作を担当したクァートファブリケーション(本社・岐阜県各務原市)の関係者は話す。
開発・制作ではクァートのほかに設計立案:スタクト、エンジンフレーム:span、パーツ取り付け:m magicgarag、ラッピング:s.k.p、配線、セッティング:courageが協力している。
ジムニーの外見をそのまま残してエアロパーツをつけ、シルビアのエンジンと足回りと搭載。ラジエターは前部に入らないので後部に移動し、駆動系の部品をジムニーの寸法に合わせて短くした。また、ホイールを固定する穴もジムニーの6穴からシルビアの5穴に変更。そのために日産のパーツを使用したそうだ。
「多くのパーツがこの車のためにつくったワンオブパーツで苦労の連続でした。しかし、この会場で多くの人に関心を持ってもらえ、苦労してつくった甲斐がありました」と前出の関係者は嬉しそうに話していた。ちなみにこの車の改造費は800万円ぐらいになったそうだ。
《山田清志》