東武特急、新型「リバティ」導入で大幅増発 4月21日ダイヤ改正

鉄道 企業動向
東武鉄道は4月21日にダイヤ改正を実施する予定。新型車両「リバティ」の導入に伴い特急列車を増発する。画像は東京スカイツリー付近を走る「リバティ」のイメージ。
東武鉄道は4月21日にダイヤ改正を実施する予定。新型車両「リバティ」の導入に伴い特急列車を増発する。画像は東京スカイツリー付近を走る「リバティ」のイメージ。 全 5 枚 拡大写真

東武鉄道は1月18日、ダイヤ改正を4月21日に実施すると発表した。同社が26年ぶりに導入する新しい特急形電車の導入に伴い、特急列車を大幅に増やす。

今回は特急列車のみダイヤ改正の概要を発表。特急以外の列車については後日発表される予定だ。日光・鬼怒川・会津方面は、『リバティけごん』『リバティきぬ』『リバティ会津』を新設し、いずれも新型の500系特急形電車「リバティ」で運転する。

各列車の運転区間は、『リバティけごん』が浅草~東武日光間、『リバティきぬ』が浅草~新藤原間、『リバティ会津』が浅草~会津田島間。「リバティ」の併結・分割機能を生かし、浅草~下今市間は『リバティけごん』+『リバティきぬ』、または『リバティけごん』+『リバティ会津』の組み合わせで運転し、下今市駅で車両を分割する。

これにより、東京都心と日光・鬼怒川方面を結ぶ特急列車は平日が1日5本の増発に。土曜・休日は1日9本の増発となる。また、『リバティ会津』は1日8本(上下各4本)が運転され、野岩鉄道と会津鉄道に乗り入れる。

このほか、現在の春日部発~浅草行き上り『けごん2号』は『けごん206号』に変わり、運行区間と時刻は新栃木5時44分発~浅草7時06分着に。浅草着の時刻が27分繰り上がり、運行区間も拡大する。『しもつけ282号』も浅草着の時刻を40分繰り上げて、東武宇都宮7時00分発~浅草9時11分着に変更する。

現在の浅草発~春日部行き下り『けごん39号』は『リバティけごん257号』に変更。運転区間を拡大して浅草22時50分発~新栃木0時05分着とし、浅草発の時刻を20分繰り下げる。下り浅草発18時以降の新栃木・東武日光・鬼怒川温泉・東武宇都宮行き特急列車は、新たに杉戸高野台駅に停車させる。

朝方のみ下り特急1本が停車している板倉東洋大前駅では、夕方に浅草行き上り『けごん36号』が新たに停車(16時19分発)する。朝方の下り特急1本も引き続き停車するが、停車列車は現在の『けごん1号』から『リバティけごん1号』に変更(7時26分着)され、現在より1時間繰り上げられる。

また、日光・鬼怒川方面の特急列車の運転日について、従来の季節(繁忙期・閑散期)による設定を廃止。新たに平日・土休日ダイヤを設定して「お客さまにより分かりやすい列車設定」にするという。

■近距離区間でも特急新設

伊勢崎線方面は、『りょうもう』の全列車が久喜駅に停車。「リバティ」を使用した館林行き特急『リバティりょうもう43号』(館林21時12分着)を運転し、浅草~東武動物公園間は『リバティけごん47号』(現在の『けごん33号』)と併結運転を行う。

また、『りょうもう49号』(現在の『りょうもう47号』)を太田行きから赤城行きに変更して運転区間を拡大。運行時刻は浅草21時10分発~赤城23時02分着で、浅草発~赤城行き最終特急列車の浅草発時刻を1時間繰り下げる。

近距離区間では、浅草~春日部間を結ぶ『スカイツリーライナー』と、浅草~大宮・野田市間や大宮~運河間を結ぶ『アーバンパークライナー』を新設。早朝は春日部発~浅草行き上り『スカイツリーライナー』を運行し、夕方から夜間にかけては浅草発~春日部行き『スカイツリーライナー』や浅草発~大宮行き・大宮発~運河行き『アーバンパークライナー』を運転する。これにより通勤時間帯の着席サービスを強化する。いずれの列車もせんげん台駅に停車する。

このほか、とうきょうスカイツリー駅は浅草発着の全ての特急列車が停車。東京スカイツリータウンへのアクセス向上を図る。

《草町義和》

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