【WRC 開幕戦】4連覇王セバスチャン・オジェ、移籍初戦を優勝で飾る

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#1 S.オジェ(Mスポーツ・フォード)
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19~22日に開催された、世界ラリー選手権(WRC)開幕戦モンテカルロ。18年ぶりワークス参戦のトヨタが初戦で2位に入り日本でも大きな注目を集めたが、優勝したのは4連覇王、今季はMスポーツ・フォードに移籍したセバスチャン・オジェだった。

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昨季限りでの王者フォルクスワーゲン(VW)電撃撤退の影響もあり、トヨタ復活以外にも焦点の多かった新季初戦。VWワークスとともに昨季まで4年連続でチャンピオンとなったオジェは、新天地にMスポーツ・ワールドラリーチームを選んだ。

Mスポーツは2017年のWRカー新規定に合わせて、「フォード・フィエスタWRC」をスタンバイ。今はフォードのワークスという立場にはないMスポーツだが、フォード車でのラリー最高峰参戦経験は豊富な陣営だ。そのフィエスタWRCは、VWを離れたオジェが自身5連覇に向けて“選んだマシン”と言っても過言ではない存在となった。

そして迎えた開幕戦モンテカルロ。わずかな準備期間しかなかったにも関わらず、オジェはフィエスタで見事に優勝を飾ったのである。

優勝後、オジェは「モンテカルロで勝つのはいつだって嬉しいことだが、今年はこれまでにない難しいチャレンジだっただけに、本当に素晴らしいと感じている。ラリーのコンディションも難しいものだったし、新しいマシン、新しいチームでの参戦だった。なにしろチームに加わって1カ月くらいしか時間がなかったんだからね」と、喜びの大きさを語っている。

ラリー展開のなかでは、首位を走っていたヒュンダイのT.ヌービルの後退に助けられた面もあるが、オジェの僚友であるO.タナクが3位。タナクは最終日のトラブルがなければ、トヨタのJ-M.ラトバラに抜かれずに2位を守っていた可能性も高く、王者オジェが選んだマシン=フィエスタの戦闘力はなかなかのものといえそうだ。

もちろん、雪と氷の影響が大きいモンテカルロではマシン戦闘力の正確な勢力図が見えにくい面もある。やがてシーズンが進んでグラベル(非舗装路)中心のラリーが増えてくれば、本当の力関係が次第にハッキリしてくることだろう。オジェ自身は「もちろん、まだまだ(マシン開発で)やるべきことはある。でも、シーズンの先行きが楽しみだ」と語っている。

今季のWRCは新世代WRカーによるリセットスタート年でもあり、Mスポーツ・フォード、ヒュンダイ、シトロエン、そしてトヨタによる激しい最前線バトルが期待される。そのなかで主役候補筆頭となるのは、やはり王者オジェか。次戦以降もWRCの中心軸である彼の戦いぶりには、ファンやライバルから熱い視線が注がれることとなりそうだ。

《遠藤俊幸》

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