米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)は1月12日、三菱自動車の米国法人、三菱モータースノースアメリカから、タカタ製エアバッグインフレータの不具合による追加リコール(回収・無償修理)の届け出を受けた、と発表した。
このリコールは、タカタ製エアバッグのインフレータ(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の吸湿防止が不適切なため、温度および湿度変化の繰り返しによりガス発生剤が劣化することがある。この場合、エアバッグ展開時に、インフレータ容器が破損し、乗員が負傷するおそれがあるというもの。
三菱車で追加リコールの対象になるのは、2012年および2014年モデルの『i-MiEV』の一部。米国で販売された1964台が、リコールに該当する。
三菱モータースノースアメリカでは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、助手席エアバッグインフレータを交換するリコール作業を実施する。