閑散時間帯にタクシーを利用、交通不便地域の移動手段を確保…実証実験を実施 2月1日から

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閑散時間帯における新たなタクシー割引運賃の実証実験を実施する茨城県水戸市国田地区
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国土交通省は、タクシー事業者と自治体が連携して交通不便地域での住民の移動手段を確保するため、茨城県水戸市で閑散時間帯におけるタクシーを活用した新たな割引運賃の実証実験を実施する。

タクシーは、高齢者にとって利便性の高い交通機関であるものの、買い物や通院など、近距離移動では、バスなどの他の交通機関と比べ割高感があるため、利用を控える傾向にある。

今回、交通不便地域で、閑散時間帯のタクシーを活用し、地域のニーズに合った公共交通機関の導入に向けて検討するため、自治体と連携したタクシーの新たな割引運賃の導入について実証実験を行う。

期間は2月1日~3月31日で、水戸市内の国田地区(上国井町、下国井町、田谷町)を拠点に実施する。地域住民2575人が対象で、2台のタクシー車両を国田地区に配置する。

実験では、タクシー事業者が、水戸市と時間制運賃による借り上げ契約を行う際、閑散時間帯における5割までの割引運賃を認める。このため、対象の利用者は、午前10時から午後4時まで、1回の運行につき500円または1000円で利用できる。運行目的は病院や路線バスターミナルなどに限定。

国交省では利用者に対するアンケート調査を行うほか、閑散時間帯におけるタクシー割引運賃導入について運送収入への影響や効果、本格導入に向けた課題について検証する。

《レスポンス編集部》

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