1都5県で花粉シーズン入り…2017年の予想飛散量は1.2倍

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花粉飛散マップ
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 ウェザーニューズは1月31日、関東・九州の1都5県が花粉シーズンに突入したと発表した。東京都では、前年に比べて11日早いシーズン入り。 2017年の予想飛散量は、全国平均で平年の1.2倍。今後も2月上旬にかけて、西~東日本の太平洋側で花粉シーズンに入っていく見通しだ。

 1月30日に花粉観測機「ポールンロボ」によって、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県、大分県、宮崎県で基準を超える花粉飛散量を観測した。この1都5県では、3割以上の観測地点において、花粉飛散量が花粉に敏感な人に症状が出始めるレベルに達しており、ユーザーからの花粉症の症状報告でも「つらい」「ややつらい」という回答が増加しているという。

 スギの雄花は、暖かくなると花を開いて花粉を飛ばし始める。今シーズンは、1月下旬に寒気が緩んで気温が上がり、春の気配を感じる暖かさとなったほか、27日と30日には風も強まったため、スギの雄花が開き、花粉の飛来シーズンに突入したとみられる。

 今後、関東や九州のまだ飛散シーズンに入っていないエリアや中国、四国、近畿南部、東海地方の一部でも2月上旬のうちに花粉シーズンに入る可能性がある。2月中旬には西~東日本でエリアがさらに増え、2月下旬には北陸や東北南部でも花粉シーズンに入る予想となっている。

 花粉シーズンに入ったあとは、1週間から10日くらいで本格的な花粉シーズンに突入する。九州など早い所では2月下旬、西~東日本の広範囲では3月上旬~中旬、東北では3月半ば~4月半ばにスギ花粉の飛散ピークを迎える予想。3月下旬にスギ花粉のピークを越えてからは、ヒノキ花粉が増加。九州、四国、東海、関東では3月下旬~4月上旬、中国や近畿では4月上旬~中旬にヒノキ花粉のピークとなる見通しだ。

 2017年のスギ・ヒノキ花粉のシーズン飛散量は、広範囲で平年よりやや多く、全国平均は1.2倍の予想。飛散量は、関東は平年並み~少ない予想だが、西日本などでは平年の1.3~1.5倍となるエリアが目立ってる。全国的に花粉飛散量が少なかった2016年と比べると、全国平均は4.4倍。西日本、特に京阪神などでは、大量飛散となる恐れがあるという。

 なお、ウェザーニューズが提供するスマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」やWebサイト「ウェザーニュース」の「花粉Ch.」では、毎日の花粉予報や花粉観測データを公開している。花粉対策アラームなど、花粉対策に便利なコンテンツもある。

1都5県で花粉シーズン入り、2017年予想飛散量は1.2倍

《奥山直美》

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