スズキは2月1日、軽自動車の主力車種『ワゴンR』シリーズを約5年ぶりに全面改良して発売した。外観デザインなど仕様が異なる3タイプを揃え、若年層から高齢層まで幅広い顧客の獲得を目指す。月間販売計画は1万6000台と設定した。
軽自動車用の新プラットフォームによる軽量化やバッテリー性能などを高めたマイルドハイブリッドの採用で、もっとも燃費の良いグレードは33.4km/リットルと、軽ワゴンではトップとしている。価格は約108万円から約178万円。
都内で開いた発表会で鈴木俊宏社長は「ワゴンRは常にお客様とともに軽自動車の真ん中にあるクルマ。スズキの軽自動車にとって非常に重要な車種であり、大きな期待をもっている」と語った。そのうえで「6 代目 となる新型車は機能性とデザイン性を両立させて機能美を追求した。個性の違う3つのバリエーションで幅広いライフスタイルに対応していきたい」と、アピールした。