JR東日本グループの総合車両製作所(J-TREC)は2月1日、「31ft三方開きコンテナ」を開発したと発表した。試験輸送などを今後実施し、実用化を目指す。
このコンテナは、J-TRECが鉄道貨物輸送用に開発した観音開き式両側フルオープンの31フィートコンテナ。発表によると、最大積載量は大型トラックと同等の1万3700kgで、両側の同時開放により両側面から荷物の積み下ろしができる。天井の低い建屋内でも開閉でき、妻一方開きコンテナとしても利用できる。
動力装置のあるウィングコンテナに対し、手動で扉を開閉できる構造を採用。コストの軽減が図られるだけでなく、故障や油漏れの心配もないという。J-TRECは今後、展示会や試験輸送などを実施して実用化に取り組んでいくとしている。