スズキ 長尾常務、インドの高額紙幣廃止「影響はそれほど出なかった」

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スズキ 長尾正彦 取締役常務役員
スズキ 長尾正彦 取締役常務役員 全 4 枚 拡大写真

スズキの長尾正彦取締役常務役員は2月6日に都内で開いた決算会見で、稼ぎ頭のインドで高額紙幣が廃止されたことに関して「影響はそれほど出なかった」とした上で、「インドの成長軌道は順調」との見方を示した。

長尾常務は「高額紙幣廃止が、あまりにも突然の発表だったので少し心配したが、11月8日の発表を受けて、9日以降の問い合わせが増えたり、来店者や予約件数には確かに影響は出た」としながらも、「マルチスズキでも販促対策も打ったし、『バレーノ』や『ビターラ ブレッツァ』の需要が旺盛で、お客様の来店や販売も着実に回復してきている」と述べた。

実際に2016年10月から12月までのインドでのスズキの販売実績は前年同期比3.9%の伸びを示している。

長尾常務はさらに「グジャラート新工場の立ち上げを急がなければならないほど需要が強く。速いところで200万台の生産体制にもっていって、根強い需要にスピード感をもってお届けできるようにもっていきたい。一時的な影響は出ているが、インドの成長軌道はまだまだ順調で、それをしっかりとり込めるように頑張りたい」と強調した。

《小松哲也》

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