トヨタ自動車とスズキは2月6日、業務提携に向けた覚書を締結したと発表した。両社は今後、環境技術、安全技術、情報技術、商品・ユニット補充などの項目に関して協業の実現に向けて検討に入るという。
スズキの原山保人副会長は同日、都内で開いた決算会見で覚書締結について「一方的にトヨタによってスズキを救済するような提携関係ではなく、両社によるウィン・ウィンになるような提携として進め、育んでいこうということで合意している」と説明。
具体的には「トヨタがかなり主体的に進めていくであろう、オープンな世界を造る上で、それの一員としてトヨタの活動を一緒にしながら応援していく。それ以外にも、スズキがインドで経験しているような先進国とは少々違う市場において得られている経験等がトヨタに評価して頂けるようであれば、そういうところも引き出しながら、この提携をできるだけウィン・ウィンになるようなものにしていきたいという気持ちを、スズキとして強く持っている」と述べた。