第三者委員会がタカタの支援先にキー・セイフティ・システムズを推薦…タカタは私的整理を主張

自動車 ビジネス 企業動向
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

タカタは、エアバッグのリコール問題による経営再建を検討している外部専門家委員会が、タカタのスポンサー候補として米国のキー・セイフティ・システムズ(KSS)が推薦されたと発表した。

現在、タカタ製エアバッグのリコールが進められているが、費用は自動車メーカーが肩代わりしている。今後、タカタとリコール費用の負担割合について関係者で協議するが、総額1兆円を超えるとされ、タカタの経営が立ちいかなくなる可能性がある。同委員会は、タカタの経営再建を模索している。

スポンサー企業には、KSSのほか、オートリブなども名乗りを上げていたものの、シェアの高いオートリブでは独占禁止法に抵触する可能性があり、KSSが推薦されたと見られる。

KSSはタカタを法的整理した上でスポンサーとして経営再建を主導することを提案している。

これに対してタカタは「再建策の策定では、リコール交換部品供給を含めた製品の安定供給を最優先に、すべてのステークホルダーに配慮した法的整理の方法によらない関係者合意による再建の方向性を目指している」として私的整理による経営再建を主張。このため、同委員会による支援先としてのKSSの推薦について「タカタとしてスポンサーを決定した事実はない」とコメントしている。

タカタは今後、自動車メーカーなどと協議する予定だが、経営再建策の決定には時間を要する見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  4. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  5. “空気圧が減る理由”を徹底解説! 今日から始める賢いタイヤ管理術~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る