第三者委員会がタカタの支援先にキー・セイフティ・システムズを推薦…タカタは私的整理を主張

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タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

タカタは、エアバッグのリコール問題による経営再建を検討している外部専門家委員会が、タカタのスポンサー候補として米国のキー・セイフティ・システムズ(KSS)が推薦されたと発表した。

現在、タカタ製エアバッグのリコールが進められているが、費用は自動車メーカーが肩代わりしている。今後、タカタとリコール費用の負担割合について関係者で協議するが、総額1兆円を超えるとされ、タカタの経営が立ちいかなくなる可能性がある。同委員会は、タカタの経営再建を模索している。

スポンサー企業には、KSSのほか、オートリブなども名乗りを上げていたものの、シェアの高いオートリブでは独占禁止法に抵触する可能性があり、KSSが推薦されたと見られる。

KSSはタカタを法的整理した上でスポンサーとして経営再建を主導することを提案している。

これに対してタカタは「再建策の策定では、リコール交換部品供給を含めた製品の安定供給を最優先に、すべてのステークホルダーに配慮した法的整理の方法によらない関係者合意による再建の方向性を目指している」として私的整理による経営再建を主張。このため、同委員会による支援先としてのKSSの推薦について「タカタとしてスポンサーを決定した事実はない」とコメントしている。

タカタは今後、自動車メーカーなどと協議する予定だが、経営再建策の決定には時間を要する見通し。

《レスポンス編集部》

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