スバル富士重、通期営業利益予想を4100億円に上方修正

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富士重の高橋専務
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富士重工業(スバル)は2月8日、2017年3月期の第3四半期累計(4~12月期)連結決算を発表するとともに、為替変動を反映して通期の業績予想を上方修正した。営業利益は従来予想より370億円多い4100億円(前期比28%減)とした。

4~12月期は為替の円高が1236億円の減益要因となり、営業利益は前年同期比30%減の3068億円となった。世界販売は10%増の78万6000台と、この期では過去最高を確保した。純利益は39%減の2075億円。

通期では世界販売を従来比5200台上方修正して106万8000台(前期比12%増)と、過去最高を計画している。1~3月期の前提為替レートは1ドル113円と円安方向に見直した。為替変動による通期営業利益の減益要因は1454億円を見込んだ。純利益予想は従来比で120億円上方修正の2900億円(34%減)に見直した。

記者会見した高橋充専務執行役員は「米国のインセンティブやクレーム費など諸経費の増加が見込まれるものの、為替変動の影響などを織り込むことで、上方修正した」と説明した。

《池原照雄》

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