【新聞ウォッチ】「エアバッグ」リコールで、ホンダなど自動車メーカー8社異例の「社告」

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年2月9日付

●日米通商・同盟協議へ、首脳会談、首相きょう訪米(読売・1面)

●タカタ、特損1000億円計上へ、17年3月期(読売・8面)

●チャイルドシート、誤った使い方6割、JAF調査、重傷・死亡リスク増(朝日・1面)

●日産連合、996万台販売、16年、三菱自合わせ世界4位(毎日・7面)

●富士重、生産体制見直し、米社から部品調達拡大(産経・10面)

●メキシコ新工場白紙、日清紡、トランプ政策受け、自動車部品(日経・1面)

●高速道路「途中下車」OK 国交省が新料金、道の駅立ち寄れば(日経・5面)

●中国新車販売日系3社低調、1月、春節変動で(日経・13面)

●LCC、ビジネス客照準、ジェットスター「出張運賃」新設(日経・15面)

●斜め後ろの車検知、三菱自、主力SUVで(日経・15面)

●富士重、米競争激化の影、試されるブランド浸透(日経・17面)

●いすゞの純利益、4-12月13%減、新興国輸出振るわず(日経・17面)

ひとくちコメント

「ダイレクトメールが届いていないお客さまへ」---こんなコピーの付いたモノクロの全面広告が、きょうの東京を除く5紙に掲載されている。

ホンダ、トヨタ自動車など対象自動車メーカー8社からの「エアバッグ」リコールの「社告」である。冒頭には「エアバッグのリコールにつきましては、お客さまにご迷惑とご心配をおかけし、心よりお詫び申し上げます」として、太めの活字で「リコールの対象と思われる車種をご愛用で、ご案内を受け取られていないお客さまは、下記の各メーカーまでお問い合せくださいますようお願い致します」と記している。

その下記のメーカー8社については、フリーダイヤル番号と受付時間、さらに、対象車種の名称、ホームページのQRコードを列記。

社告の最後の欄には「エアバッグリコール対象のお車をご愛用で、改修作業を実施されていないお客さまは、一刻も早く最寄りの各自動車販売会社にて改修作業(無償)をお受けいただきますようお願い申し上げます」と伝えている。

この「社告」にはエアバッグを製造したメーカーは記載されていないが、問題の欠陥エアバッグはタカタ製である。そのタカタは、2017年3月期連結決算で、1000億円規模の特別損失を追加で計上することが分かったという。きょうの読売が報じている。

一方で、日経の「決算トーク」欄には、タカタが主要顧客の1社で自働車関連の計測器を手がける共和電機の五十嵐卓哉取締役が「タカタさんには元気になってもらわないと」とのコメント。トランプ旋風でやや影を潜めていたが、支援企業の選別を含めたタカタの経営再建の行方も大きな問題だ。

《福田俊之》

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