ルノー日産アライアンスの傘下に入った三菱自動車。同社の2016年の世界新車販売の結果が明らかになった。同社の発表によると、2016年の三菱自動車の世界新車販売台数は、93万4013台。前年比は13%減だった。
市場別の実績では、最量販市場の米国が2016年、9万6267台を販売。前年比は1%増と、4年連続で前年実績を上回った。『アウトランダー』の改良新型モデルが、2万6576台を販売。前年比は39.5%増と、大きく伸びた。コンパクトカーの『ミラージュ』は、2万2226台を売り上げ、前年比は3.3%増。
米国に次いだのは、日本で8万5716台。燃費問題による消費者の信頼低下が響き、前年比はマイナスとなった。中国は2016年、8万2758台を販売。前年比は7.6%減だった。ただし2016年後半は、SUVが販売増により、回復傾向を示す。
以下、オーストラリアが7万3360台、インドネシアが6万7397台、フィリピンが5万9480台、タイが5万5409台で続く。アジア太平洋地域での販売に、強みを発揮している。