事故処理の移動中に暴走、警官と事故の当事者がはねられ死傷

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7日午後0時25分ごろ、埼玉県さいたま市西区内の市道で、事故の現場で警官から移動を指示された軽乗用車がバックで暴走。警官と、もう一方の事故当事者に衝突する事故が起きた。2人は死傷。警察は軽乗用車を運転していた81歳の男を逮捕している。

埼玉県警・大宮西署によると、現場はさいたま市西区宮前町付近で車線区別のない幅員約4.5mの緩やかなカーブ。同区内に在住する81歳の男が運転する軽乗用車は同日の午後0時5分ごろ、対向してきたワゴン車と接触。ワゴン車を運転していた65歳の男性が警察に通報し、これを受けた同署の36歳男性巡査が現場にバイクで訪れ、事故処理を始めた。

男のクルマが交差点に掛かる部分で停車していたことから、巡査は男に「下げられますか?」と移動を指示。事情を聞くために男性の方へ向かおうとしたところ、男のクルマがバックで急発進し、巡査の背後から衝突。さらに後進を続けて男性も背後からはねた。

この事故で男性は全身を強打してまもなく死亡。巡査も打撲などの軽傷を負った。警察は男を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。男性死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。

聴取に対して男は「アクセルとブレーキを踏み間違えた」などと供述しているようだ。警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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