【ホンダ CB1100 新型】普遍的なエンジンの持つ美しさ、その価値をいかに尊重するか

モーターサイクル 新型車
新型CB1100シリーズ
新型CB1100シリーズ 全 10 枚 拡大写真

エモーショナルなサウンドを、新型でさらに際立たせたホンダ『CB1100』シリーズの空冷直列4気筒DOHC4バルブエンジン。車体製造モジュール・CB1100エンジン組立PL・柳栄一氏はこう言う。

【画像全10枚】

「エンジンは組んだ後に中が見えない、触れられないので、万一エラーが発生した場合の影響は甚大。だから“締めにくい”、“取り付けにくい”など、エラー発見につながる違和感や気付きをすぐに共有できるよう、仲間同士の信頼感を重視して品質保証に取り組んでいます」

「CB1100ではエンジン自体にも外観品質を求められるため、今回はエンジン仕様の変化点管理保証に加え、フィンの厚さ2mmという、空冷エンジンの美しさに寄与することに取り組みました」

「ひとつは、マジックインキによるチェックマークの削減。新しい治具を開発し、従来の目と手による確認を、組立チェック機能“インターロックシステム“で管理できるようにしました」

「もうひとつは、エンジンヘッドのシーラーをはみ出させないための工夫です。必要な量のシーラーを最適な位置に塗布できる冶具を開発しました。これらによりエラーや無駄の削減はもとより、“美しいエンジンを美しく組む”ことが、より確実になったと考えています」(柳 氏)

新型CB1100シリーズでは、エアクリーナーとマフラーを新設計。吸気ダクトの短縮化にともなって、高回転域の伸び感を向上させた。

また、吸気ダクトの全長と開口部形状の見直しによって、粘りのある低速トルクを発揮。巡航時などに感じる“ゆったり感”を強調させている。直列4気筒らしい吹け上がり感と力強さを両立したエンジンとなった。

※柳氏の柳は旧字体。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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