東芝は2月15日、二次電池「SCiB」の新製品として高入出力タイプ10Ahセルをラインナップに追加、またスズキの新型『ワゴンR』に搭載されるマイルドハイブリッドシステムのバッテリーに採用されたと発表した。
新製品の10Ahセルは、現行2.9Ahセルのさらなる大型化の市場要望に応え、容量・入出力を3倍以上に高めたモデル。急峻なエネルギーの入出力が必要な車両のアイドリングストップシステムや鉄道・産業機器の回生電力利用などに最適な製品となる。
今回の新型ワゴンRへの採用は、高入出力性能に加えSCiBの持つ長寿命性能、安全性、品質に対する信頼性が評価されたもの。新型ワゴンRでは、電装品への供給や加速時のモータアシストへの利用などにより、軽ワゴントップの低燃費33.4km/リットルに貢献している。